Slackでtimesを駆使してコミュニケーションをドライブさせるのと、霊圧重要よねっていう話

この記事はSlack Advent Calendar 2016の19日目の記事です。

というわけでプロジェクトでやってるSlackを使ったtimesの運用について雑に紹介します。

チームtimes

チームでのtimesというのを今年の夏くらいから始めてます。ここで言うチームとは、プロジェクト内での担当領域に相当して、例えば自分のとこはざっくり言うとサーバサイドなので**#times_server**というチームtimesチャンネルを用意してます。

用途としては日々の進捗共有で、毎朝作業開始時と終業時に各自が書くようにしてます。日報的な役割を果たしていると思えばいいです。

第1形態(お天気マーク)

最初の頃は以下のような感じ。

単純に今手をつけているタスクの状況を天気で表現するもの。別途JIRAでチケット運用をしていたが、Slackで毎日状況を絵文字付きでシェアしてもらった方がなんとなく温度感を早くしやすい。

第2形態(絵文字多用)

単純にお天気マークだけだと十分に表現しきれないので、もっと絵文字を多用するようにした。

  • ✅ その日終了したタスク
  • ? その日新たに発生したタスク
  • ? 検討中、思案中なタスク
  • ? 作業中かつ、やっばいやつ(炎上中)

具体的にはこんな感じになる。

終わったものに関しては次の日のtimesには書かない。 

第3形態(優先度) 

第2形態は長く続いたが、大きめで時間がかかりそうなタスクにかかりっきりの場合は数日投稿内容が一緒になったりしたり、メンバーのtimesを見ると今のその作業の優先度って正しいんだっけ?という疑問が出ることがあったので、新たに優先度の軸を作って日々アップデートするようにした。

基本的に⬆、↗、➡等を使って優先度の移り変わりを表現できるようにし、都度並べ替えをしてます。

優先度の妥当性に疑問を感じたものについてはその場でツッコミを入れたりする。

以上がチームtimesの運用。以前は毎朝朝会を行っていたが、精神とテクの部屋で一日中作業する人だったり、そもそも何らかの事情で自宅からリモートワークするケースもあるので物理朝会は廃止。その代わりであるが、週イチでアジェンダを募って一同に介して生の声で課題等を報告しあう定例を設置した(ネタがなければスキップ)。

個人的にはメンバーの健康状態とか、メンタルとか病んでないかとかを軽く確認するために週に一回くらい顔を合わせるくらいのことはやってもいいという考えでやってます。

個人times

これは特に新しくプロジェクトに参加したメンバーにやってもらってます。色々とドキュメントを用意していたりはするけれど、アップデートしきれてないものも中にはあったりします。なので、新しく入ってきたメンバーには何か詰まったりしたことがあったり、気になることがあったりすればブツブツ個人timesで呟いてもらうようにしてます。もちろん、設計の悩みでもいいし、何か発狂しそうなことがあればアッーーーーーーーーーーーーーーーーって呟いてもらって全然構わない。

今年秋にウチに来たインターン生のtimesでの一幕をご紹介しましょう(センシティブなネタでもないし、ウチにインターンに来たことは本人がブログに晒しているので特にマスクはしていない)。

これはとあるテーブルのカラム名をどうするかというのに端を発した流れ。こうやって、何気ないつぶやきから議論が起こって色々決まって行くのが良いです。 基本的にこういうtimesをうまく回すには、先住民がいかにホスピタリティよく新メンバーに向き合っていくのが重要なので、チャットリテラシというかチャット民度が重要だなーというのを痛感する今日このごろ。逆にこのような文化をうまく広めることができればコミュニケーションは上手くドライブして、開発に大きく寄与できるなーと思います。

リモートワークと霊圧

部分的ではありますが弊社ではリモートワークが許容されてます。実際に自宅だったり遠くにいる場合や、テク部屋に籠城して開発に没頭する場合も然り。

基本的にリモートワークは会社側からしてみれば、期待以上のアウトプットを出せるのならそれでいいとエンジニアに多くの権限を委任できる状態になってこそ認められるもので、当事者の我々には当然期待以上のアウトプットという責任が伴うわけです。

Slackはもちろん、最近はハングアウトもあるので物理的距離があってもチーム開発をすることにそれほど支障はないと言えます。とはいえ、物理的距離があって顔が見えにくい状況だからこそ、細やかな変化に敏感になっていかなければならないし、オフィスにいるとき以上に周りへの配慮が求められるでしょう。

自分としては、自分がオフィスに居なかった場合に、オフィスに居る他のメンバーがいかに自分がそこに居るかのように感じられるか?というのを意識しています。

簡単に言うと、いかにして霊圧を出せるか?ということなのではないでしょうか。

またこのように呟いたように、誰かが中央集権的にコミュニケーションの交通整理をしたりするよりは最終的なゴールについての認識だけちゃんと固めておいて、コミュニケーションのプロセスは自浄作用で都度最適化されていく方を目指していきたいものです?